むし歯になった歯は治療が必要となりますが、削れば削るほど歯の寿命は短くなってしまいます。
また、重度までむし歯が進行していた場合、神経を抜く治療を行うため歯の寿命はさらに短くなります。
そのため歯を永く保つためには、なるべく削らずにご自身の歯を残すことが重要です。
当院では、コンポジットレジン(CR)を用いて歯を充填することで、なるべく削らない見た目も美しい治療が可能となっております。
当院ではなるべく歯を削らずに治療するため、むし歯の進行状況を見極め、歯を最小限に抑えることを心がけています。
歯に穴は空いていないが、表面が溶かされてつやがなくなり、白く濁って見えたり薄い茶色になります。むし歯になる一歩手前の状態
※セルフケアで改善できます。
痛みはないが、歯に穴や茶・黒ずみができている状態です。歯の表面にあるエナメル質がむし歯に侵されています。
冷たい物がしみるようになります。エナメル質の下にある象牙質までむし歯が進んでいます。
歯がズキズキと痛むようになってきます。歯の神経近くまでむし歯が進行している状態です。
歯がほどんどなくなり、根だけが残っている状態です。この状態をさらに放置すると根に膿を持ち強烈な痛みを感じるようになります。
これまでの保険診療では、小さなむし歯では「むし歯を削って銀歯を詰める」というのが一般的でした。
しかし、日本以外の先進国では銀歯を使って治療することはありません。
では何を詰めるかというと、それが「CR(コンポジットレジン)」です。
従来の治療では、むし歯を削った部分の型を取り、技工所で銀歯を作製してからセメントで装着するという流れを踏むため、最低でも2回は通院が必要でした。
しかしCRでの治療は、その日のうちに治療が終わり、白い素材なので銀歯のように見た目が気になるということがありません。
コンポジットレジンのメリット
ダイレクトボンディングとは、ペースト状のいくつかの異なる材料を歯に直接重ねて盛っていく充填方法です。
天然歯ような自然な見た目を再現でき、前歯やすきっ歯を美しく治療します。詰め物や被せ物での治療よりも歯を削る量が少なく、1日で治療が完了することが特長です。